高麗

高麗とは

 高麗とは、王建(太祖)が建てた朝鮮半島の国(918年 - 1392年)。都は開城。

朝鮮をさすKorea(コリア)の語は、漢字表記「高麗(かうらい)」の16〜17世紀における日本語音が西洋にもたらされたものらしい。

歴史

 新羅は朝鮮半島を統一し、仏教文化を成立させただけでなく民衆の生活も豊かにして社会は安定した。しかし8世紀末から9世紀まで王位継承戦争が起きたほか地方のあちこちでも農民の反乱が起き、新羅の政府の命令は遠い地方では無視されるようになった。この乱れてしまった政局は真聖女王の時に一層激しくなり、地方の有力な豪族たちが新羅を分裂させた。892年、半島西南部で甄萱が後百済を建国させ、901年には弓裔が後高句麗を建国した。この時代を後三国時代と呼ぶ。

王建は後高句麗の将軍であった。王建は後百済との戦争で何度も勝利し、立派な人格で群臣たちの信望が厚かった。しかし弓裔には嫌われ命を狙われそうなこともあった。弓裔は宮殿を再建したため動員された民衆の不満が高まった。また自分を弥勒菩薩と呼ばせて観心法で人の心を見ることができると言い反対派を粛清した。王建は弓裔の暴政に対して政変を起こし、918年に高麗を起こした。朝鮮半島は高麗と後百済の戦争が続き分裂したままかと思われたが、935年、後百済の王の甄萱が4男に王位を継がせようとして長男の神劍(後百済の2代王)に反乱を起こされた。神劍は甄萱を寺院に監禁され王位を奪われた。結局、甄萱は935年3月、後百済から逃げ出して高麗に亡命した。王建は甄萱を国賓として迎えた。同年、新羅は高麗に自ら降伏した。高麗は936年に後百済を滅亡させ、朝鮮半島は高麗によって統一された。